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日本国内の生命科学の研究成果が収められたデータベースについては、個別のプロジェクトが維持管理を行っており、長らく分散した状態が続いてきましたが、平成18年度から開始した文部科学省の「ライフサイエンス分野の統合データベース事業」およびその成果を引き継ぐ国立研究開発法人科学技術振興機構 バイオサイエンスデータベースセンター(NBDC)の「ライフサイエンスデータベース統合推進事業」により分野ごとの統合が進められ、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 データサイエンス共同利用基盤施設 ライフサイエンス統合データベースセンター(DBCLS)ではDB利活用に関する基盤的な技術開発を行ってきました。また、わが国には、米欧のデータセンターと役割分担をして、世界的なデータ共有の一翼を担ってきた機関があります。国立遺伝学研究所DDBJ: DNA Data Bank of Japan は国際塩基配列データベースを協同運営する INSDC (International Nucleotide Sequence Database Collaboration) の一員として、日本・アジア地域を中心に世界の研究者によって決定された塩基配列データの査定・登録を行い、米欧の機関と協力し国際塩基配列データベースを運営していますし、大阪大学蛋白質研究所日本蛋白質構造データバンク(PDBj: Protein Data Bank Japan)は国際組織wwPDB (world wide PDB) のメンバーとしてアジア、中東地域の研究者によって決定された生体高分子の立体構造データの登録・編集を行い、国際的に統一化されたPDBアーカイブを運営しています。

このように、日本では、その成り立ちからいくつかの機関が生命科学データベースの共有にそれぞれの役割を担っているわけですが、この状態は、米欧ではこれらのサービスが巨大なデータセンターに集約されていることと比べて非常にわかりにくく、せっかく集められたデータ・データベースの利活用にも大きな障壁になっているのではないかと考えています。

そこで、上記の4機関が集まって、生命科学研究の様々な場面で役立つデータベースやツールのサービスを1か所から提供しようと考え、このJBIポータルサイトを立ち上げました。

私たちJBI (Japan alliance for Bioscience Information)は、生命科学研究のワンストップサービスを提供するべく、今後もポータルサイトを進化させていきます。

This portal site is operated by JBI (Japan alliance for Bioscience Information), a cooperative effort by four organizations which develop the databases and tools for life science research in Japan.

We, JBI will continuously evolve this portal site as one-stop service of databases and tools which are helpful in various scenes of the life science research.